不飽和ポリエステル樹脂用途

代表品番

キノパワー® QS-10

特徴

熱安定 キノパワー®は他の重合禁止剤と同等以上の重合禁止効果を有します。
成形 キノパワー®は成形時の硬化遅延を起こしません。
⇒硬化速度向上と安定性向上の相反する効果の両立が可能です。
貯蔵 キノパワー®はゲル化時間の経時的増加を緩和し、製品保証期間をより長く設定できます。
(GTドリフトの抑制)

効果

成型加工において効率的な成形サイクルを実現します。(成形時間を短縮できます。)
 ⇒硬化速度向上と安定性向上の相反する効果の両立が可能です。

ゲル化時間増加を緩和(GTドリフトの抑制)することにより、製品保証期間を更に長くすることができます。

実績

キノパワー®QS-10は、アメリカやヨーロッパ等、世界各地でご愛顧いただいております。

優れた熱安定性・貯蔵安定性

キノパワー®QS-10は優れた重合禁止効果を有し、不飽和ポリエステル樹脂で一般的に使用されています。
また、硬化遅延を起こさないことから、樹脂の熱安定性及び貯蔵安定性を改善する目的でより多く添加することが可能です。

樹脂組成
・不飽和ポリエステル
 フタル酸:マレイン酸:プロピレングリコール
 =0.6:0.4:1.1(モル比)
 (HQ:50ppm)
・不飽和ポリエステル樹脂
 不飽和ポリエステル:スチレン=6:4
・促進剤
 ナフテン酸コバルト(Co:6%) 0.45%
 ジメチルアニリン 0.05%
雰 囲 気:窒素(1%酸素)
温   度:130℃
重合禁止剤:100ppm
  • HQ:Hydroquinone
  • BQ:Benzoquinone
  • MEHQ:4-Methoxyphenol
  • TBC:4-tert-Butylcatechol

優れた成形性(硬化遅延を起こさず効率的な成形サイクルを実現)

キノパワー®QS-10は硬化時間の遅延がありませんので、樹脂成形サイクルの改善が可能になります。
また、添加量を増やして熱安定性及び貯蔵安定性を改善しつつ、成形サイクルを維持することが期待できます。

実験条件
80℃高温硬化特性
(日本工業規格JIS K 69011(発熱法A法),2008)
樹脂:不飽和ポリエステル(スチレン系:市販品)

硬化条件の緩和効果

キノパワー®QS-10は不飽和ポリエステル樹脂の保存安定性を向上しつつ、硬化時には他の重合禁止剤と比較すると硬化(重合)を阻害しない特徴を有します。
したがって、他の重合禁止剤使用時に適応していた硬化条件(温度や時間)を緩和することができます。
この効果により、硬化温度を下げることでのエネルギーコストの削減や硬化時間の短縮による成形サイクルの向上などが期待されます。

測定方法:DMA(動的粘弾性測定)
不飽和ポリエステル:
 フタル酸:マレイン酸:プロピレングリコール
 =0.6:0.4:1.1(モル比)
促 進 剤:ナフテン酸コバルト(0.5wt%)
開 始 剤:過酸化物(1.0wt%)
重合禁止剤:各500ppm
硬化温度 :60℃

GTドリフトの抑制

キノパワー®QS-10を併用添加することにより、ゲル化時間の継時的増加を抑制することができます。
(GTドリフトの抑制)
キノパワー®QS-10の添加により製品保証期間をより長く設定することが可能です。

例えば、塗料、タンク、FRP、防水ライニング、船舶、ボート、ゲルコート、トップコート、プライマ等の常温硬化型促進剤内添の不飽和ポリエステル樹脂溶液が対象となります。

重合禁止剤がHQの場合

重合禁止剤がTBCの場合

樹脂組成
・不飽和ポリエステル
 フタル酸:マレイン酸:プロピレングリコール
 = 0.6:0.4:1.1(モル比)
 (HQ:100ppm)
・不飽和ポリエステル樹脂
 不飽和ポリエステル:スチレン=6:4
・促進剤
 ナフテン酸コバルト(Co:6%) 1%
保管温度:60℃
硬化条件:MEKPO 2%、25℃

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